この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね

太田垣 百合子と立野 由利子の発行したZINE『この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね』の続きです。

4月11日(106)

百合子さま

4月11日、火曜日。
晴れてて曇っていて、暑くて寒い。
藤の花も咲いているし、梅の実もなりはじめて、ときどきはえらく暑くて夏が遠くで歩き出したのを感じます。

お花見はかつての通学路の桜を何回か眺めたのと、会社の昼休みに同僚と近くの公園で桜を見ながらご飯を食べましたよ。
桜と紅葉は毎年見ているはずなのに何度でも見たくなる。

春は町がウキウキしているから通勤のバスに乗っている時間が楽しい。
でもどんな音楽を聞けば良いのかわからない。春、何を聞いていますか?

最近、頭がぼーっとして、でもイライラすることが増えてなんだかよくない。
自分も周りもあまり変わった気はしないけど、窮屈に感じ始めたのかな。
映画やドラマを見ても心が動きづらくなっている気がします。
学生の頃はこういう時、本を読んで乗り切っていました。そうそう、いま手元に図書館で借りた『雪の練習生』と『すべて真夜中の恋人たち』がありますよ。
多和田葉子、はじめて読んだけどユニークですね。

来週末から5日ほど東京と長野に行きます。長野、行ったことないから楽しみです。おすすめの場所などあったら教えてください〜

ではまた。

由利子