この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね

太田垣 百合子と立野 由利子の発行したZINE『この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね』の続きです。

9月25日(61)

由利子さま

9月25日土曜日。どんより空模様。


先週一週間はたくさん休みがあってハッピーハッピーでした。念願だった陶芸教室に行ったり、海辺に焚き火をしに行ったり、新婚の友だちの家にお邪魔してピザパーティしたり。


わたしもなんだかボケーっとしています。ここんところ。昨日なんか間違えて男子トイレ入ってしまいました。ドア開けて外出るまで気づかへんかった。ボッケボケ。


でも、来週、緊急事態宣言が解除されるかもしれない、となって急に少し焦り始めました。わたしはこのコロナ禍ゆえののんびりした状況に甘んじてしまっている、ので、気合い入れて行かな。でもなんか目標とか目的とかどうなりたいかとか、そんなん考えるのも阿呆らしくなってしまって、今はそれより「好きなものに囲まれていること」を大事にしよう、と思ってもいます。


楽しいことは沢山あるし、自分を退屈させない術は知っているのに、なんだかいっぱいいっぱいで一回どこかで全部うわーって発散したいゼロになりたい気分…。芝生の坂をゴロゴロ転がり落ちたり海の上にぼんやり浮かんだりしたらいいんかな。


百合子