百合子さま
5月26日、金曜日。
くもりです。最近はたいてい午後がぼーっと眠たい。
何から書こうかな。
そうそう、circleに行ってきました。初。
家からバスを乗り継いで2時間ちょっと。道中、真っ平らな埋立地の広い広い空と青い水をバスの窓から見ていると、よその国に来たような気持ちでした。
羊文学の『マヨイガ』を聴いてぼろぼろ泣いた。
「言葉よどうか いつもそばにあり これからの奇跡に全部形を与えてください
そうして君は小さな幸せ 宝箱いっぱいに集めて 世界を愛してください」
文字にすると陳腐な気もするのに塩塚さんの声で歌われると祈りのようで泣いてしまう。
外だから、歌っている人と聴いている私たちの上を飛行機が通り過ぎたり、とんびが悠々と飛んでいたりしました。
東京では、友だちと会ったり、好きな写真家の個展に行きました。
昔住んでいた街のホテルに泊まったりもしましたよ。
東京、たいていどこを歩いていても彷徨っているような気持ちになるけれど、昔住んでいたところだけは、へっちゃらでホッとする。道が広くてぼーっと歩いてても人とぶつからないところが好き。
最近、表に出す出さないにかかわらず、怒ってばっかりだな〜。「これは怒っていい!」とぷしゅぷしゅしてる自分と、それを少し離れたところからややうんざりした気分で眺めている自分がいます。
狭い水槽で暴れているような感覚なんよね。
どれだけバシャバシャ泳いでもいい、大きな場所に行くべきなんだろうな。
庭のあじさいが早々咲いて「5月待って〜〜〜」と見るたびに心の中で叫んでます。つつじの花(うちのは遅咲き)を見るとまだ終わってないよねと安心できる。
土日はのんびりします。
ではまた。
由利子