この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね

太田垣 百合子と立野 由利子の発行したZINE『この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね』の続きです。

4月23日(44)

百合子さま

4月23日、金曜日。どうにも鼻水が止まりません。花粉症ではない、と思いたい。

親知らず、抜く抜くと聞いてたんですがついに抜いたんですね。抜いた歯を持ち帰った話は、7年ぐらい前に母が胆管の石を取ったあとに家に持って帰ってきたのを思い出しました。いらんよ、あんなん。親知らず、乳歯みたいに屋根の上に放り投げてみてはどうでしょうか。(この風習は全国的なものなんだろうか)

Zineを読んだ方のうち3人ぐらい長い長い手紙をくれました。一人の子が「由利子さんがアイスランドと東北に行きたくて、百合子さんはフィンランドに住みたくて盛岡に行っていて、私は次の海外旅行先をアイスランドとベルリンに決めているので、みんな北国を求めているという偶然が面白かったです。」と書いてくれました。早く行きたいときに行きたいところに行けるようになってほしいです。すぐさま北を目指したい。

少し前、とつぜん気持ちが急いて終わらせなくていいことを終わらせようとしたり、人によくわからない連絡をしたり、ということが何度かありました。このままだとまずいと思って、会社の自分の机の目の前に「急かない」と書いた裏紙を貼って、ときおり眺めるようにしています。他にも自分のなかのおもしろワードを書いて貼っていて、今のお気に入りは「20年かけてアップロードされた動画」です。

GW、汽水空港に行きたかったけどどうにもコロナが収まりそうにないので、近くの山に登ったり、本を読んだりしようと思います。

ドラマ「賭ケグルイ 双」がおもしろかったとか、隣の家のおじさんがカスミ草を持ってきてくれたとか、津村さんの新刊を買わねばとか色々話したいことはあるのですが、今日はこのへんで。

明日も仕事だ〜!

由利子

追伸:最近は、宇多田ヒカルの「桜流し」を延々と聞いてます。歌詞が悲しいけどきれい。そんな曲に私は弱い。