この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね

太田垣 百合子と立野 由利子の発行したZINE『この窓のこの角度からの景色には世界でいちばん詳しくいるね』の続きです。

6月13日(48)

百合子さま

6月13日、日曜日。曇り時々小雨、水分の多い涼しい風がす〜っと流れてました。

骨折、心配してくれてありがとう。あと数日で包帯とシーネ(布の固定器具みたいなの)がとれます。三角巾が取れるのはもう少し後だそうです。

左手が使えないせいか生活に調子が出ません。よっしゃやるぞ、もないし、がんばった〜つかれた〜もない。言葉がポコポコ浮かんでこなくなって仕事とかちょっと頼まれてる文章書くのもしんどいな〜ってなってます。

ときどきは散歩に出るようにしてて、昨日は薄闇の中近所の公園まで行きました。途中、池の向こうに森が見えるのですが夜の森は大きく見える。迫ってくるような感じです。暗い公園の道にはヤマモモがいっぱい落ちてて、それを踏んづける感触と甘い匂いのなか歩いてました。

最後なんか一言書こうと思ったけど何も思いつかんかった。
あ、好きなアイスはなんですか。

由利子